2020.07.29

ビットコインの市場動向について!ファンダメンタルと短期目標値

こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。

今日のブログでは、最近また盛り上がりを見せているビットコイン投資についての考察を書いてみたいと思います。

ちなみに僕は7月23日から24日にかけてビットコインを購入して、今回の波にうまく乗ることができました。

▽Zaifの購入歴

購入後3日間でビットコインの価格は10%以上の上昇!

下がる可能性も全然あったので結果オーライ的な話ではありますが、上がるにせよ下がるにせよタイミング的には予想していたとおりだったので、このブログでは僕がどんなことを考えてビットコイン購入に至ったのかを解説していきます。

ファンダメンタルから見るビットコイン

現在、コロナショックによる経済回復のため、世界中で大規模な金融緩和がおこなわれています。

アメリカだけを見ても既に3兆ドル程度の金融支援がおこなわれており、さらに1兆ドルの金融支援がおこなわれる予定です。

僕の認識が間違っていなければ、こういった金融支援をおこなう場合、税金等で集めた国の財源を使うのではなく中央銀行から新規に貨幣を借入します。(=中央銀行が新規に貨幣を発行し、国が中央銀行から借金をする)

つまり、現在世の中に在るお金の中でやりくりするのではなく、新規に大量のお金が発行・供給されるということです。

この増えたお金が貧しい人にうまく行き渡れば良いのですが、まずは民間の金融機関に届いたり、あるいは貧富を問わず一律で給付されたりするので、必然的に特定の企業や人にとってはお金が過剰に行き渡ることになります。

ちなみに、世の中のお金の総量が増えるということは、お金の価値が減るということでもあります。

世界全体で100万円しかない中での1万円の価値と、世界全体で100億円ある世の中での1万円の価値では、どうしたって後者の世の中のほうが1万円の価値は低くなります。

つまり、世の中のお金の量が増えれば増えるほど、あなたの1万円の価値は相対的に下がってしまうということです。
(具体的には、物価が上がるなどして1万円で買えるものが少なくなっていきます)

お金を持っている人は当然このことを知っています。

そのため、お金が過剰に行き渡り余っている人は、1万円の価値が相対的に下がらないうちに「価値が下がらないもの」や「価値が上がるもの」に交換しておこうと考えます。

そこで登場するのが、ビットコインです。

金とビットコインは供給量をコントロールできない

先ほど書いたとおり、同じ1万円でも世の中にお金の供給量が増えるほどその価値は下がっていきます。

そして、今回のコロナショックに関わらず歴史的統計を見るとお金の供給量は世界的に増え続けています。

(余談ですが、、、現代貨幣理論を信じるなら国は他国通貨の負債などを背負わない限り自国の中央銀行からいくら借金をしてもデフォルトする可能性は無いため、いくらでも新規にお金を発行できるんですよね。)

それにたいして、金とビットコインは人間が供給量をコントロールできません。

金は採掘量が予測されており、また、人工的に作り出すには採掘費用より莫大な費用がかかります。また、ビットコインは最大供給量が2100万ビットコインになるように設計されています。

供給量を恣意的にコントールできないということは、絶対的な価値が変わりにくいということです。

今の1万円で金やビットコインを購入しておけば、仮に今後世の中のお金の供給量が2倍になってお金の価値が相対的に1/2になったとしても、その時には2万円で売却できる可能性が高いわけです。
※上記は金やビットコイン自体の価値が変わらないことが前提

そんなわけで、ビットコインはファンダメンタル的に悪くないが…

ここまでに書いた理由から、ビットコインは現在ファンダメンタル的に購入する価値ありだと思います。

実際に僕は今月頭から「金(のETF)」と「ビットコイン」の購入をはじめました。ただし、ビットコインの長期保有量は少量に控え、金に大きなウエイトを置いています。

その理由は、どちらも現金の交換先として素晴らしいけれど『ビットコインには価値の裏付けがなく、金には価値の裏付けがある』からです。

とはいえビットコインも今では大きな市場になっており、価値の裏付けが無いからといってここから価値がゼロになるということも考えづらいため、資金の一部をビットコインに交換しておくのは全然有りだと思います。

ただ、「金には価値の裏付けがある」「金のほうがビットコインよりも税金が優遇されている」「ビットコイン自体の供給量は変わらないがハードフォークされる可能性がある」という3つの理由から、長期投資としては金の方が良いだろうと感じます。

ビットコインの短期目標値

さて、ファンダメンタル分析が終わったところで、次はテクニカルからビットコインの短期目標値を考えていきましょう。

冒頭で書いたとおり、僕は7月23日から24日にかけてビットコインを購入して、3日間で価格が10%以上上昇しました。

このタイミングで購入に至ったのは、下図のとおり2017年からの長期にわたる三角持ち合いを脱したと判断したからです。

チャート的には5月で一度三角の上に出ていますが、途中でレンジ内に戻ることもあったりして確信はできなかったので様子を見ていました。
(チャートは上に飛ぶと思わせて落とす「騙し」という現象がよく起こるんですよね)

その後、
①三角の外で底値を守りつつ
②狭いレンジ内で推移して力を溜めており
③7月20日ぐらいからイーサリアムが先行して価格を上昇させて
④7月22日にはビットコインも軽く上げた
という4事象があったため、これは跳ねる予兆だと思い23日に購入しました。

・・・まぁこんなのは結果うまくいったからの理屈ではありますが、今回は波にうまく乗ることができました。

130万の壁を2~3回のトライで突破できれば150万が短期目標値

現在ビットコインは1000ドルの壁も突破して、7月29日16:30の時点で115万円付近になっています。

今はボリンジャーバンドの中におさまりつつあり、27日からの上昇トレンドライン(下図の黄色線)が割れておらず、28日からの三角レンジ(下図のピンク線)の中にいるので、ここでダレなければ130万円までは上がると思います。

なぜ130万円かというと、次の大きな抵抗ラインが130万にあるからです。そして、もっと大きく、かつ重要な抵抗ラインがその先の150万にあります。

まずは130万のラインで一度跳ね返されることが予想されますが、そこを2~3回のトライで突破できれば150万円を目指すと思います。

僕がイメージする一番良い動きとしては、下図のように9月下旬~10月上旬頃に向けて150万円に達する流れです。

この150万のラインを超えたら、、、上図の150万円の黄色線の上側の世界に突入するため、そこから先は過去最高値に向けて止まらない勢いで上昇していく気がします。
(このまま世界のお金の供給量が増えて、かつ、世界経済やビットコインに大きなパラダイムシフトが無ければ…)

そんなわけで、今後もビットコインの動向を追っていこうと思います。

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)