コンプレックスを原動力にするのは強いけど弱いよねって話
こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。
今回のブログでは、コンプレックスを原動力にするのは強いけど弱いよねって話を書こうと思います。
矛盾するタイトルですが、僕自身が感じてきたことをそのまま言語化したらこうなっちゃいました。
もう少し詳細に書くとしたら、
コンプレックスを原動力に何かを頑張るというのは、コンプレックスが強ければ強いほど悔しい精神でメチャメチャ頑張れるんだけど、頑張って頑張って自信がつけばつくほど原動力になっていたコンプレックスが解消されていって、最後には原動力がなくなってしまうよね。
という感じでしょうか。
コンプレックスを原動力に頑張った4年間
ご存知の方もいるかもしれませんが、僕は『ココトモ』という悩み相談サイトを運営しています。
ココトモはまさに「自分のコンプレックスを克服したい」という想いがあって立ち上げたサイトです。
ちなみにどんなコンプレックスを持っていたのかというと、
・人に弱音を吐くことができない
・うつ病になった自分を人に見せたくない
・何もできない自分に何一つ自信を持てない
などなどです。
だからココトモは、
・うつ病である自分を他人にさらけ出し
・うつ病になった自分だからこそ出来ることを見つけ
・自信を持てるようになりたい
という、僕のメチャメチャ個人的な欲求ではじめました。
ココトモの活動は結果として誰かのための居場所作りに繋がっているので「誰かのため」に頑張っていると思われがちですが、僕の中では第一に「自分のため」がありましたw
でも、個人的な欲求が原動力だからこそメチャメチャ頑張ることができたとも感じます。
それこそ一銭も入ってこないのに独学で何カ月間もかけてサイトを制作したり、一銭も入ってこないのに毎日朝から晩までサイト改善作業をしたり、一銭も入ってこないのに毎日たくさんのメール相談に対応したり・・・。
こんなことを自発的に出来たのは、ただただコンプレックスが強かったからです笑
その後、僕の大いなるコンプレックスの甲斐あってココトモの活動は順調に育っていきました。
うつ病の経験を話せる人が増え、うつ病を経験したからこそ出来ることも見つかり、結果として僕はうつ状態を脱して自信を持てるようになりました。
普通であればこれでハッピーエンドだと思います。
自称”ミイラ”の2年間
そう、普通であればコンプレックスを克服できてハッピーエンドだと思うのですが、僕はこれまでコンプレックスを原動力に頑張ってきたので、コンプレックスを克服すると同時に原動力も無くなってしまったんですねw
もちろん、ある日突然すべてに満たされたわけではなく日々の積み重ねで満たされていったので、原動力もいきなり100から0になったわけではなく日々を積み重ねるごとに徐々に減っていった感じです。
当然そのことには自分自身が一番早く気がついたので、僕は「頑張る目的を変換する」ということを色々と試しました。
たとえば、
- 手伝ってくれているスタッフのために最良の環境をつくる
- エンジニアスキルを伸ばすためにサイトに親切&便利な機能を開発する
- ココトモを収益化して、働けないスタッフの雇用を目指す
など、コンプレックス克服に変わる目的を作ろうと取り組んでみました。
特に①については自分でもビックリするぐらい心から楽しめたので、この目的を作れたおかげでコンプレックスが解消されたあとも頑張ることが出来ました。
とはいえ、コンプレックスを原動力にしていたときの熱量を知っているからこそ、その熱量と比べてしまうと「頑張る目的を変換するだけじゃ足りないなぁ」と感じる自分も常にいました。
一応断っておくと、今もココトモの運営は意欲的に頑張っています。
ただ、やりがいを感じつつも、コンプレックスに変わる原動力を求めてさまよっているという感じでしょうか。
そんなわけで、ここ2年間ぐらいは自称”ミイラ”なんですね笑
これまでの人生で「やりたいことなんて常にあるわけじゃない」ってのは何度も経験しているから落ち込むとかはまったく無いし、そういうときの対処法は持っているのでミイラ状態でも日々楽しみ日々頑張れてはいるのですが、周りからどう見えたとしても自分比だとまぁミイラなわけです。
なので、今は慌てず焦らずふてくされず日々頑張りながら、自然体で意欲を持てることを探して動いています。
早く脱ミイラできると良いのですが…笑
おわりに
そんなわけで今回はコンプレックスを原動力にするのは強いけど弱いよねって話を書いてみました。
あくまで僕個人のケースではありますが、僕の周りにはコンプレックスを原動力に頑張っている人が多いので何か参考になればと思います。
ちなみに、もし苦労の末にコンプレックスを克服したのに悲運にもミイラになってしまったときには、僕が身につけたミイラ対処法をお伝えするので相談してください笑