文章は断定的に書くのが良いと言われるけれど全然そんなこと無いと思うよって話
こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。
最近文章を毎日書いているせいか、文章についての相談を受けることが増えました。
僕はこれといって体系的な文章スキルを学んだことがあるわけではないので人にアドバイスを求められると悩むのですが、、、
ちょうど昨日けんすうさんのオンラインサロンで文章についての面白い話を見かけたので、けんすうさんの力を借りつつ「文章の表現ルール」を1つ紹介しようと思います。
文章は、遠いと柔らかくなる
たとえばこのブログのタイトル。
『文章は断定的に書くのが良いと言われるけれど全然そんなこと無いと思うよって話』
としていますが、もしこれが、
『文章は断定的に書くのが良いと言われるけれど全然そんなこと無い』
とか
『文章を断定的に書くのが良いという認識は間違いだ』
というタイトルだったら、なんだか硬く感じませんか??
もし硬く感じたとしたら、、、このタイトルを柔らかくしているものは何でしょうか。
それは、一見すると無駄に見える「思うよ」という一言だと思います。
ちなみにこのブログの主な対象は「自信は無いけど発信を頑張ろうとしている人」なので、柔らかい文章のほうが受け取ってもらいやすく、読んでもらえる可能性も上がります。
つまり、遠まわりに書くことで、届けたい人に届けられるってことです。
文章の正解とは…?
よくブログの世界では、「文章は断定的なほうが良い」「意図が伝わるなら不要な文章は削って短くしたほうが良い」と言われます。
そもそもブログというもの自体が個人の主観を発信する場所なので、「~だと思います」なんて言葉はわざわざ書かなくても自然と含まれているものだし、「~だと思います」を入れると主張が弱くなるっていうのが通説です。
それはそれで正しいと思うのですが、、、
もっとそもそもの話をすると、文章は誰かに何かを伝えるための手段であり、強い弱いが正解の基準ではないので、遠まわりなほうが正解であるケースも往々にしてあるんですよね。
けんすうさんの昨日の投稿では、
「ラーメン食べに行こう」よりも「ラーメンとか食べにいこう」のほうが遠くて柔らかく感じますし、「お茶飲む?」よりも「お茶でも飲む?」のほうが柔らかいんですね。
とか、
「スケジュールはどうなっている?」
「はい、今こちらはビハインドしています」
みたいな言い方もありますが、「締切を過ぎて遅れています」っていうと、めっちゃ言いづらいので、ビハインド・・・という遠い表現を使うんです。
という例が紹介されていました。
こういうのって感覚的に使っていることが多いですが、表現ルールの1つとして知っておくと困ったときに役立つのではないかと思います。
けんすうさんの投稿を読んで共感することが多かったので、今日は文章について思うことを書いてみました(*´`)