2014.11.13

「逃げてもいいし、辞めてもいい。」という選択肢の大切さ

「やると決めたことを続けられないことは悪いこと」
「続けることで得られるものは多いから続けるべき」
そういう思いを持って苦しんでいる人を見るたびに、悲しいなぁって感じるんですよね。

もちろん、続けることは良いことだし、続けることで身につけられるものはたくさんあります。だけど、僕が運営する「ココトモ」に相談にくるような人は、僕から見ると「絶対に逃げてもいい」と感じる人が多いです。もう少し正しく言うなれば、「逃げてもいい」という選択肢を持たせてあげないと、壊れてしまいそうな人が多いです。

僕の親友は、以前、まさにそうでした。
自分の向き不向きや得手不得手と向き合うよりも、「続けることが正しいこと」という価値観のせいで苦しんでいて、その姿を見るたびに、僕の心も苦しくなりました。

1人1人心は違うから、誰かにとって良かった生き方でも、他の誰かにとって良い生き方かなんて分からない。だから、せめて、「辞めてもいい」という選択肢は自分に持ってあげてほしい。そう感じてもらえるように、僕は、「何度逃げても、何度辞めても、楽しく生きることができる」って、自分の人生を通じて見せてあげたいなって思うんだよね。

「やりたいことのためにツライことも含めて頑張ること」と「やってみて違うと分かったのに続けないといけない気持ちで頑張ること」は、得るものもたどり着く場所もまったく違う。人は、自分から本気で学びたいと思ったことじゃないとなかなか自分の中に実として培われないし、それが仕事なら尚更で、仕事は人にサービスを与えることだから、それこそ嫌々頑張っても誰も幸せにならないと思う。
 
人はなんでもできるわけじゃないし、できないことを知ることで自分のできることや助け合うことの大切さを知れる。辞めるということは悪いことではなくて、「自分で選ぶことで、人生の責任を自分で持つ」ということになる。

周りを見れば自分の好きなことを選んで生きている人がたくさんいる中で、どうせ自分の人生の責任は自分しか持てないのだから、自分の生き方は自分で選んでほしい。

逃げてもいいし、辞めてもいい。
その選択肢ぐらいは自由に持たせてあげてほしい。
他でもない、自分自身にね。

僕はたくさん逃げたし辞めたし自分を責めたけれど、そのたびに自分のできることとできないことを知っていき、そのたびに常に心に従って楽しい今を作れるようになっていったから。「辞めてもいい」という選択肢の大切さを、自分の人生を通じて見せていけたら、、、いいなぁ☆