2016.07.24

やりたいことが分からないときに試してほしい3つのこと

「やりたいことが分からない…。」

相談サイトを運営していると日々そんな悩みがたくさん届きます。
そして、その悩みにたいして「今いる場所で頑張っていれば道は開ける!」なんて声をかける人もいれば「新しいことをやってみることでヒントが見つかる!」なんて声をかける人もいます。

一体、どっちが正しいのか…。
そんなことは本人が試してみないと分かりませんw

だけど、誰かに相談して1つの選択肢しか提示されなかったら、その選択肢が自分に合っていなかったときに八方ふさがりになってしまいますよね。

そんなわけで!
今回のブログでは、『やりたいことが分からないときに試してほしい3つのこと』をお伝えします。

僕自身も今日にいたるまで「やりたいことが分からない」という悩みに何度かつまづきました。そして、さまざまな方法を試して「そのときの状況に合った解決法」を見つけてきました。

あくまでも僕なりの解決法なので他の方にも当てはまるとは限りませんが、ヒントとして受け取ってくれる方が1人でもいたら幸いです。

目次
  1. やりたいことを見つける方法①「自分を掘り下げる」
  2. やりたいことを見つける方法②「自分を広げる」
  3. やりたいことを見つける方法③「期限を決めて目の前のことに全力で取り組む」
  4. 終わりに

やりたいことを見つける方法①「自分を掘り下げる」

やりたいことを見つける方法の1つ目は「自分を掘り下げる」です。

自分を掘り下げるってなんだ!?って話ですが、自分を掘り下げるとは「自分に質問をして、心の声を聴く」ということです。

「自分は何をしたいのか」「今やっていることになぜワクワクしないのか」「どうしたらワクワクする人生になるのか」など、自分の欲求に素直な質問を自分にしてあげていますか?

だいたいの場合、やりたいことは今まで培ってきた経験・情報の中にあるんですよね。

だから、新しく何かをしなくても、ただ心の声を聴いてあげるだけでやりたいことは見つかります。

自分の心に耳を傾けることは難しい作業ではありません。
それは、今まで生きてきた中で「楽しかったこと」「うまくいったこと」「人から喜ばれて嬉しかったこと」などを思い出していく作業だからです。新しいものを生み出す必要もありません。やってみると分かりますが、難しいどころかとても楽しい作業です。

ただし、心の声はしっかりと耳を傾けてあげないと聞こえません。
忙しい日常に流されるままにしていたり、気分転換してごまかし続けている限り、どうしても聞こえないんですよね。だから、自分と向き合う時間をつくり、しっかりと自分の心に耳を傾けてあげてください。

そして、自分を掘り下げるうえで何よりも重要なのは「どんな質問をするか」です。

コンサルタントの世界でも「質問力がすべて」と言われています。それは、間違った質問からは間違った回答しか得られないからです。

例えば、ただ「やりたいことは何か」という質問をすると、人によっては「やったほうが良いこと」や「好きではないけれど仕事に繋げられる得意なこと」などが、さもやりたいことかのように出てきてしまいます。

今までの人生の中で損得勘定をベースに動いてきた人ほど間違った質問をしてしまう傾向が強いので、自分の欲求に素直な質問をしてあげるよう気をつけてください。

どうしても一人で自分を掘り下げるのが不安な方には、『7つの質問で「やりたいこと」が見つかる!自己分析ワークショップ』というイベントをまもなくココトモハウスにておこないます。「過去を振り返るワーク」と「7つの質問」に回答することで、自分のやりたいことを見つけるイベントです。

僕が10年間以上実践し続けて、実際に「自分のお店を出す」「相談サイトをつくる」「悩んだ人が駆け込めるコミュニティスペースをつくる」などの夢を叶えてきた方法です。まもなく告知を始めるので興味ある方はぜひどうぞ(宣伝w)!

やりたいことを見つける方法②「自分を広げる」

やりたいことを見つける方法の2つ目は「自分を広げる」です。

1つ目の方法「自分を掘り下げる」では見つからなかった方や、そもそも自分と向き合うのが苦手な方には、この方法が良いかもしれません。

自分を広げるというのは「新しいことを試して、自分の情報・経験を増やす」ということです。自分の引き出しを広げる、というのがイメージとして近いかもしれません。

自分を掘り下げてもやりたいことが出てこないときには、そもそも持っている情報・経験が少ない場合が多いんですよね。

無いものを掘り下げても、何も出てこないのは当たり前なので…。そんなときには、水脈の無い井戸を掘るのをやめて、新しい水脈を探しにいく必要があります。

「新しいことを試す」と聞くとちょっと勇気が要りそうに聞こえてしまいますが、決してそんなことはありません。例えば、下記のようなことでも大丈夫です。

新しいことを試すアプローチ例
  • 新しい本を読んでみる
  • 気になっていた映画を観てみる
  • いつもと違う話題で話してみる
  • 新しい場所に行ってみる
  • 新しいコミュニティに所属してみる

そのときの自分に負担の無いアプローチで構わないし、自分に合ったアプローチで構いません。

僕の場合だと、新しい人と会うのが苦手なので、行き詰った時にはよく本を読みます。少しでも気になった本を片っ端から読み漁っていくうちに、「これ面白そう!」とか「それ試してみたい!」などなど、やりたいことのヒントが見つかることが多いです。

相談サイトにはよく「やってみて合わなかったらどうしよう…」という悩みが届きますが、「やってみて合わなかった」という経験も大切な経験です。その経験があることで、自分にたいしての情報が増えるからです。

仮に、興味の沸いたことを1つも試さないままやりたいことを選ぶのと、5つ試してみたうえでやりたいことを選ぶのだと、後者のほうが情報が多いため、納得できる選択になりやすいんですよね。

だから、ぜひ新しいことを試してみてください。
本でも映画でも人との会話でもなんでも構いません。どこに自分のヒントが落ちているか分からないから、新しいことを試して自分を広げてみてください。

やりたいことを見つける方法③「期限を決めて目の前のことに全力で取り組む」

やりたいことを見つける方法の3つ目は「期限を決めて目の前のことに全力で取り組む」です。

上の2つの方法を試しても見つからなかった方や、変化することに抵抗がある方には、この方法が良いかもしれません。

なぜ、最後にこの方法をおすすめするのか。
それは、自分を掘り下げても広げてもやりたいことが見つからないときは、「本当は自分のやりたいことが分かっている」場合が多いからです。

もう少し分かりやすく書くと、「本当は自分のやりたいことが分かっているけれど、それを叶える過程に含まれる”やらなきゃいけないこと”から目を背けてしまっている」と言うのかな。

やりたいこと、というのは必ずしも楽しいことだけではありません。その人が「本当は頑張りたい」「本当は変わりたい」と心から願っているならば、その人にとってのやりたいことは苦労を伴うことかもしれません。

心の奥にある願いから目を背けてしまっているときには、どんなに新しいことを探しても、どんなに自分を掘り下げても、ワクワクしないんですよね。やっぱり、自分の心には嘘をつけないです。

だから、そんな方には「期限を決めて目の前のことに全力で取り組む」という方法をおすすめします。

この方法には2つの大切な要素が含まれています。

1つ目は「全力で取り組む」です。
全力で取り組むと言い訳ができないため、うまくいった理由もうまくいかなかった理由も感じ取ることができます。そして、それが次にやりたいことへのヒントとなります。中途半端な気持ちで取り組んだことからは、中途半端なものしか得られないんですよね。

2つ目は「期限をつくる」です。
出口がない状況のなかで全力で取り組み続けるのはなかなか難しいものですが、期限をつくることで、全力で取り組むモチベーションを維持できます。また、仮にうまくいかなかったときにも、「ここまでやると決めて頑張ってもダメだったからしょうがないか」という線引きもできます。

僕自身はスランプの時ほどこの方法をよく使います。
それは、スランプの時ほどやりたいことから目を背けて変化を起こしたくなるからです。だけど、そういうときに起こす変化ってだいたいうまくいかないんですよね。だから、スランプの時にはまずは目の前のことに全力で取り組んでみます。そうしていると、不思議と徐々に調子が上がってくることが多いです。

そんなわけで、もし自分のやりたいことから目を背けてしまっている方がいたら、(無理ない範囲で)この方法を試してみてください。

向き合うことはとても勇気が要りますが、目の前のことに全力で取り組むことで、きっと景色は変わっていきます。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回のブログでは、やりたいことが分からないときに試してほしい3つのことを紹介させていただきました。

あくまでも僕の方法なので、ピンとくる方もいれば、ピンとこない方もいると思います。僕自身もやりたいことが見つからず苦しんだ時期がある人間の一人なので、このブログを読んで何かヒントとして受け取ってくれる方が一人でもいたら幸いです。

また、文中にもありましたが、まもなく『7つの質問で「やりたいこと」が見つかる!自己分析ワークショップ』というイベントをココトモハウスにておこなうので、そちらもどうぞお楽しみに(宣伝w)!