経営者が「組織(チーム)づくり」で悩んだときに読むべき本５冊
こんばんは、ゾノ( @ozonosho )です。
今回のブログでは経営者が「組織(チーム)づくり」で悩んだときに読むべき本５冊を紹介させていただきます！
経営で特に難しいと言われているのが「集客」「組織」の２つ。
前回のブログでは「集客」に役立つ本10冊を紹介したので、今回は「組織」に役立つ本の紹介です。
僕自身は過去に組織(チーム)づくりで大きくつまづいた経験があります。
当時は、集客に成功した自分を過信していて、スタッフを同じ１人の人間として対等に見れていませんでした。そういった僕の人間性が影響して、次第にチームとしての信頼関係は薄れていきました。
そのときに悩み苦しんだ経験のおかげで、今は数百人のスタッフに囲まれながら日々楽しく事業を運営しています。
事業はあるフェーズから組織の力なくして成長できなくなります。
はじめの集客フェーズは起業家的な能力だけで乗り越えることができますが、その後、人が増えて組織化するフェーズに差し掛かったときに経営者には別の能力が求められます。それは、売上を上げる能力ではなく、「人間性」です。
なぜなら、「組織とは、人（＝感情）の集まり」だからです。
さまざまな感情が集まる場所が組織だからこそ、良い組織をつくるためには「１人１人の感情を大切にする文化」が不可欠となります。
たとえどんなに素晴らしい組織図や報酬制度があったとしても、それらは「枠組み」でしかありません。枠組みを利用する１人１人の感情を大切にすることができなければ、いずれ組織は機能しなくなります。
そのため今日のブログでは、『１人１人の感情を大切にする文化づくりに役立つ本』のみをご紹介します。
僕が挫折したときに救われた本たちなので、今まさに組織づくりに悩んでいる経営者の方には是非読んでほしいなと思います。
経営者が「組織(チーム)づくり」で悩んだときに読むべき本５冊
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
この本は、組織づくりに必要な考え方をストーリーで学ぶことができます。
起業を夢見る主人公が努力の結果、「成功」を手に入れる。普通の本だとここでハッピーエンドですが、この本では「成功」のあとに待ち受ける主人公の悲劇にまでスポットを当てています。数千社のコンサルをおこなってきた著者だからこそ知る世界は、事業を続けるうえでいかに組織づくりが大切かを教えてくれます。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
経営者をはじめマネジメント職の人には必ず読んでほしい１冊です。
数百ページをとおして「マネジメントにおいて大切なたった１つのこと」を丁寧に丁寧に解説しています。この本を読むことで、「部下への接し方」について自分がどれほど勘違いしているか気付けると思います。
ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇
組織のなかでお互いの感情がどのように作用しあうか学べる１冊です。
僕は自分の事業の組織が崩壊寸前のときにこの本と出会い、そして、スタッフたちと信頼関係を取り戻すことができました。「もっと良いチームを作りたいのにどうしたらいいのか分からない」という方にぜひ読んでほしいです。
人が輝くサービス スターバックスと僕の成長物語
スターバックスの組織のつくり方をストーリーで学べる１冊です。
この類ではディズニーやリッツカールトンの本が取り上げられることが多いですが、個人的にはこのスターバックスの本がダントツにおすすめです。組織をつくるまでの苦悩や挫折がとことん現場目線で書かれているため、「目の前の相手を大切にする」というありふれたメッセージが心の奥にまで響く内容になっています。
人を動かす
世界的に人気のマネジメント本です。
タイトルだけをみると「人をコントロールするような内容なのか…」と疑いますが、実際には、人と接するうえで大切にすべき心構えを教えてくれます。信頼関係のあるチームをつくりたいときには、間違いなく役立つ内容なので一読の価値ありです。
おわりに
以上、経営者が「組織(チーム)づくり」で悩んだときに読むべき本５冊を紹介させていただきました。
先日グーグルが「チームの生産性を高めるカギは”心理的安全性”である」という内容の記事（⇒和訳記事はこちら）を発表して、大きな話題となりました。さまざまな実験の結果、「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」といったメンタル要素が生産性に大きく影響することが判明したとのことです。
繰り返しますが、組織とは人（感情）の集まりです。
目の前の相手にたいする愛情と尊敬なくして組織は成り立ちません。
今回のブログでは、組織づくりにおいて小手先のテクニックではなく「信頼関係を築くために必要な考え方」を教えてくれる本だけを紹介したので、組織に悩む経営者の方に少しでも参考になれば幸いです。
あなたの事業の成功を心から祈っています^^
