フリーランスがプレイヤーとして成果を出した先に考えると良いこと
おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。
さて、今日はフリーランスとして働く人に向けて『プレイヤーとして成果を出した先に考えると良いこと』をご紹介します。
フリーランスとして実績や信頼を積み重ねて「もう一人じゃ仕事の依頼を捌ききれないよ…」となってきた時に、こんなことを考えてみるのも良いよーって話です。
あなたがプレイヤーでいる限り、あなたの提供価値は体と時間に制約される
僕は現在フリーランスwebエンジニアとして活動しており、幸せなことに毎日のように新規案件のご相談をいただいています。
しかしながら、webエンジニアというお仕事は僕の体と時間が資本になっています。
たとえ僕がどんなに仕事をたくさん受注できるようになっても、どんなにスキルを高めても、僕の1日の作業時間には限りがあります。体を壊せば作業すらできなくなります。
つまりは僕がプレイヤーでいる限り、僕の提供できる価値は、自分の体と時間に制約を受けてしまうということです。
それだけ仕事が舞い込んでくる時点で嬉しい悲鳴だし、それで十分じゃないかという考え方もあります。
ただ、少なくとも僕は、サービスを利用したい人がいるのに提供側の都合で提供しきれない状況は嫌なのでなんとか改善したいと思っちゃいます。
だって「今回はごめんなさい」というのも「すみません、3カ月後なら対応可能です」というのもすべてこちらの都合にしか過ぎないし、提供してもらえなかったユーザー1人に焦点を当てれば「サービスを利用できなくて残念…」という印象しか残らないじゃないですか。
それは、提供価値を最大化できていないし、事業としてはシステムエラー状態だと感じます。
そんなわけで、僕はプレイヤーとして成果を出せたらその次にシステムエラーを改善すべく考えるようにしていることがあります。
パッケージを作っていくという発想
サービスを提供するにあたって自分の体と時間が制約になっているのであれば、何とかその制約を外さなければいけません。
このときに「人を雇い、組織化し、仕組みを作って解決する」という手もあるのですが、個人事業規模のフリーランスがいきなりそこに着手するのはなかなか大変です。
予算もそんなに無いので雇える人の数にも限りがあるし、限りがあるのであれば体と時間の制約をそんなに外せないからです。
そこでおすすめしたいのが『パッケージを作っていく』という考え方です。
たとえば僕の場合だと、フリーランスwebエンジニアになりたての頃から掲示板サイトの制作依頼が多くあります。
はじめはすべての掲示板サイトを1から制作するわけですが、数多くこなしていると似たような要望もたくさん出てきます。作りたいものはみんなそんなに違わないので、要望はある程度パターン化できました。
そこで、要望のパターンごとにプログラミングコードのひな型(=パッケージ)を作りました。
今ではそれを土台に制作することで1から制作するのに比べて半分以下の時間で掲示板を完成させることができています。
制作時間を半分にできるということは2倍の制作量をこなせるということです。それはすなわち、僕と同じスキルを持った人を1人雇うのと同じことになります。タダで…笑
このパッケージ化の最終ゴールは『webでダウンロードすれば終わりのパッケージ』にすることです。
これまでのパターンをすべて盛り込み利用者が自分の好みの掲示板を導入できるようなパッケージを作り、そのパッケージをwebで提供できれば体と時間の制約を完全に外すことができます。
そうしたら、、、僕の都合のせいでサービスを受けられなかった方々にもきちんとサービスを提供できます…!
もちろんすべてのサービスをwebダウンロード型にすることはできませんが、「どうしたらパッケージ化できるか?」という視点を持つことで確実に作業効率は高まります。
もう1つ例をあげると、僕は最近『サイトのエラー修正サービス』をはじめました。
エラー修正のケースはさまざまあれど、やはり共通のエラーや共通の解決策があるのでパターン化できることも多くあります。
このときに案件をこなしつつパターンごとの対応方法をまとめたドキュメントを作っていけば、それが自分のマニュアルになって作業効率が高まります。
また、最終的にマニュアル自体をダウンロード型の商品にできれば、自分の体と時間の制約を外してたくさんの利用者の悩みを解決できるかもしれません。
(現実は修正案件をこなすのでいっぱいいっぱいですが…w)
そんなわけで、プレイヤーとして成果を出せた後は「パッケージを作っていく」という発想をしてみるのも良いんじゃないかなと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)