2020.05.01

フリーランス案件において受注率が圧倒的に高いのは「ペイン型」の案件!

おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。

さて、今日のコラムでは、日頃フリーランスのwebエンジニア案件を受けていて感じることを書こうと思います。

「こういう案件は受注率が高い!」という話で、おそらくwebエンジニアに限らずフリーランス案件全般に当てはまる内容です。

案件には「ペイン型」「ゲイン型」2種類の案件がある

ご存知の方もいると思いますが、マーケティング用語の中に「ペイン(Pains)」「ゲイン(Gains)」というものがあります。

ペインは直訳すると「痛み」という意味で、「ユーザーが感じている苦痛や障壁」のことを指します。

ゲインは直訳すると「得る」という意味で、「ユーザーが得たいメリットや喜び」のことを指します。

歯医者を例にすると、虫歯の治療サービスは苦痛を取り除くことが目的なのでペイン型のサービスで、ホワイトニングはより美しくなることが目的なのでゲイン型のサービスみたいな感じです。

なんで歯医者を例にしたのか自分でも分かりませんが、webエンジニアなんだからwebエンジニア案件を例にすると、エラーが起きて表示されなくなったサイトを復旧するのはペイン型のサービスで、サイドバーに人気記事ランキングを表示できる機能を追加するのはゲイン型のサービスになります。

ペイン型の案件は受注率がメチャメチャ高い!さらに時間対報酬も高く提示されることが多い

僕はこれまでココナラをつうじて数百件の見積もり依頼や相談をいただきましたが、ペイン型の案件はゲイン型の案件に比べて圧倒的に受注率が高いです。

さらにいえば、時間対報酬(=1時間の作業工数にたいする報酬額)もペイン型の案件のほうが高いです。

ココナラでは見積もり相談時に「これぐらいの金額でお願いできませんか?」という費用感も提示されるのですが、ペイン型の案件のほうが時間対報酬を高く提示されるケースが多いんですよね。

よくよく考えれば当たり前の話ですが、ペインを解消したい人というのは緊急性と必要性がマックスなので【大切なのは速度のみ】になります。

大切なことなのでもう一度書きますが、ペイン型の案件に求められるのは速度のみです。速度とは「返信速度」と「対応速度」の2つです。

返信速度が早ければほぼ確実に受注に繋がり、対応速度が早ければほぼ確実に喜ばれます。金額うんぬんではないのです。

ということは、自分のスキルをペイン型のサービスとして提供できれば・・・

これを別の視点から考えてみると、何かスキルを持っている人はそのスキルをペイン型のサービスに加工することで受注率が高くなります。

たとえば僕を例にすれば、プログラミングのスキルを元に「サイト制作」というゲイン型のサービスだけでなく「サイトのエラー復旧」というペイン型のサービスを用意すれば、受注率が高いサービスを作れるってことです。

このように『どうすれば自分のスキルをペイン型のサービスに加工できるか』という発想をしてみることで、受注率や報酬の高いサービスが生まれる可能性があるので、フリーランスの方はぜひぜひ考えのヒントにしてみてください。

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)