2020.05.10

マーケティングが好きならwebの世界は面白いよって話

おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。

さて、今日のコラムではwebマーケティングの面白さについて書こうと思います。

僕がリアル店舗の運営からwebサービスの運営に転身した時に感じたことです。

リアル店舗(特に個人店)のマーケティングは「遅い」「高い」「曖昧」

僕は24歳の時にカフェを開業して、そこで初めてマーケティングの面白さを知りました。

マーケティングの定義は色々ありますが、一言で言ってしまえば『自店の商品・サービスを利用者に選んでもらうまでのプロセスにおけるすべての活動』みたいな感じです。

どんな事業であれ最終的には「売上や利用者数の増加」に繋げることが目標になるので、その目標を達成するためにあの手この手考える活動がすべてマーケティングということです。

そんなわけで経営者のほとんどはマーケティングを勉強するし、お店の売上アップに直結するので「マーケティング面白い!」と感じる人が多いです。

ただし、、、

一口にマーケティングと言っても、リアル店舗のマーケティングってwebマーケティングに比べて【遅いし高いし曖昧】なんですよね。。。

僕がカフェを経営しているときに当たり前におこなっていたこと

人通りのある場所にあるリアル店舗にとって、入口付近に置く看板や情報はとても大事です。

歩いている人の足を自然に止めるためには、店舗の正面に来るまでの間に徐々に歩行スピードをゆるめてもらえるような設計にしなければいけません。いわゆるアイドマの法則と言われるものです。

そのため、僕は下記のようなことを日々当たり前におこなっていました。

  1. 看板を置く位置や角度を1カ月ごとに変えて道行く人の足の止まる場所を観測する
  2. 看板のメッセージを定期的に変更して道行く人が思わず二度見したり声に出したりするかを観測する
  3. 手に取ってもらえる情報ツール(パンフレットやメニュー表)を入口に設置して、足を止めた人のうち何割が取ってくれるかを観測する

この観測作業をおこなうために、僕は定期的に1日中お店の外から人の様子を眺めていました。その姿はまるで不審者です…w

でも当時の僕にとって本当にこれが当たり前のことだったんですよね。

むしろこんなのは序の口で、入店前も入店後も数々のアナログ観測をおこなっていました。

ちなみに、看板のメッセージは変えるごとに10万円単位の費用と半月ぐらいの発注期間がかかるし、パンフレットやメニュー表も同じような感じです。

ABテストに多大なお金と時間がかかります。

さらに恐ろしいのが、こんなに頑張っても『これら1つ1つの取り組みが売上にどの程度の影響を与えたのか正確に掴めない』ということです。

お客さんが増えたとしても、看板のメッセージを変えたおかげで増えたのか、天気のおかげで増えたのか、たまたまなのか、見極めるのは難しいです。

店舗の場合、ダイレクトレスポンスマーケティング(「クーポン券付きの折り込みチラシ」みたいに回収率が測れるもの)以外の取り組みは基本的に効果測定が曖昧でした。

(今思えば、そんな環境でよく数字を上げてこれたなぁ。。。)

webの世界は「速い」「無料」「正確」!Googleは神!!笑

4年間の店舗経営を終えた僕は、その後webサービスを作ろうと思い立ちます。

当然ながら最初にwebの世界のマーケティングを勉強したわけですが、、、ずっとアナログな観測をおこなっていた僕からすると衝撃だらけでした。

速いし無料だし正確なんです。

入口のメッセージを変えるのに10万円という費用も2週間という時間もかかりません。少しHTMLが分かれば、0円で1秒です。変え放題です。

観測にいたっては、Googleアナリティクスを利用すればリアルタイムに売上要因を正確に掴めるし、Googleオプティマイズを利用すれば閲覧者を50%ずつに分けたABテストをリアルタイムに実施できます。

しかも、すべて無料…!

リアル店舗のアナログマーケティングを経験した人間からすると、Googleのツールは本当の本当の本当に衝撃でした。

夏の暑い日も冬の寒い日もお店の外から道行く人の様子を一日中眺めていたあの日々は一体なんだったんだろうかと本気で思いましたw

そんなわけで、マーケティングが好きな人であればwebの世界は本当に面白いと思います。

これからマーケティング学びたい人には確実にwebの世界をおすすめします笑

以上、それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)