ユーザーへの提供価値を追求するスタンスとサブスク型は相性が良いって話
こんにちは、ゾノ( @ozonosho )です。
最近、自分の提供しているサービスを何とかしてすべてサブスク型にできないかと考えてしまうぐらい、サブスク型のビジネスモデルを気に入っています。
なんでそんなに気に入っているのかというと、下記2つの理由があります。
- 提供側は、ユーザーへの提供価値を追求するための努力を自然とする
- ユーザー側は、自分の満足度に合わせた費用になる
もう少し詳しく見ていきましょう。
①提供側は、ユーザーへの提供価値を追求するための努力を自然とする
サブスク型のビジネスは基本的に「継続してもらうことができてはじめて利益が出る」という形になっています。
アマゾンプライムも、ボルボのサブスクも、オンラインサロンも、継続したいと思ってくれるユーザーが増えていくことで、はじめてスケールメリットが生まれて利益も上がります。
あんなに色んなサービスを提供しているアマゾンプライムなんて、1ヵ月しか利用されなかったら1人当たりの売上は500円なわけです。
要は「入口は低いけど、継続してもらえないと赤字」ってことです。
なので、提供側からすると売り切り型のサービスを売るのとサブスク型のサービスを売るのとでは、心構えも自然と変わってきます。
なぜなら、
・売り切り型は売れることがゴール
・サブスク型は売れてからがスタート
だからです。
当然ながら、サブスク型のほうが自然と「ユーザーへの提供価値を向上させ続けねば!」という力学が働きます。
(一応書いておくと、売り切り型のサービスを提供している人だって価値向上には努めている人がほとんどなので、売り切り型のサービスが良い悪いって話をしたいわけじゃなくて、サブスク型だと構造的に売り抜けができないビジネスモデルだよねって話です。)
②ユーザー側は、自分の満足度に合わせた費用になる
サブスク型のもう1つ良いなと思う点は、「ユーザーがそれぞれ自分の満足度に応じた金額しか支払わなくていい」という点です。
(入会金が発生したり、〇年縛り+違約金みたいなのが発生したりするサブスクは僕の目指したいサブスクではないので除く)
たとえば10,000円で販売したいサービスがあったとして、
- ユーザー全員が一律で10,000円を支払って平均単価が10,000円になるパターン
- あんまり満足しなくてすぐ使わなくなった人は2,000円、メチャ満足して何年も使い続けた人は18,000円を支払って平均単価が10,000円になるパターン
※解約した人はサービスを使えなくなることが前提
上記の2パターンだと、僕は後者の方が「平均売上額が同じでも全体の満足度は高い」と感じます。
それは、ユーザーそれぞれが自分の満足度に合わせた金額しか支払っていないからです。金額は一律じゃないけど、ある意味でフェアなんですね。
つまり、『売り切り型よりもサブスク型のほうが「満足度(あるいは不満度)と費用が近づく設計」になっている』ということです。
これは、提供する側からしても気持ち良いビジネスモデルだなって感じます。
(さらにいえばサブスク型は「継続率」や「継続期間」といった形で満足度が可視化されるのでサービス向上に活かしやすい!)
そんなわけで最近はサブスク型のビジネスモデルを気に入っています
昨日のブログでも少し触れましたが、僕は今年すべての仕事において「売上よりも信頼を積み上げる」ってことを重視しているので、サブスク型と相性が良いなと感じています。
ホントは「こんなサービスをこんな形のサブスクにしてみようと思っている」という話まで書くつもりでしたが、思っていたよりも長くなってしまったので今日はこのへんで(*´`)