経営者にとってのポジティブとは「何とかなる」じゃなくて「何とかする」だよって話
おはようございます、ゾノ( @ozonosho )です。
昨日のコラムでは、24歳のときに勢いだけでカフェを開業してダメダメだった自分へのエールとも言える内容を書いてみました。
書いているうちに次から次へとダメダメだった記憶がたくさん蘇ってきたので、今日も経営のドン底で体験した話を書きたいと思います…!
とある経営者から言われた、3つの言葉のお話です。
「何とかなる」じゃ何ともならないのが経営者の現実
僕は元々楽観的な性格だったこともあって、「自分のお店を作ってみたい」という理由と謎の自信だけで24歳のときに飲食未経験にも関わらずカフェを開業しました。
しかしいざオープンしてみると、、、(当たり前といえば当たり前ですがw)本当にまったくと言っていいほどお客さんは来ませんでした。
来る日も来る日もお客さんはほとんど来ず、横ばいならまだしも4人来てくれていたお客さんが2人になり、2人来てくれていたお客さんが1人になり、ついには誰も来ない日もありました。
自分が作ったお店に誰も来ず1日10時間ずっと1人で立ち続けている、というのはなかなか精神的にツラい現実でした。
とはいえ、そんなに簡単にめげるタイプではないので、毎日反省して、毎日新しいことを取り組み、1日1つ何かを改善することを最低目標にして努力し続けました。
毎朝「今日はこれを試せば少しは良くなるはず」と自分を鼓舞してお店に行き、結果が出ず、落ち込んで家に帰るという毎日の繰り返し。
1カ月、2カ月、3カ月、毎日自分を鼓舞し続けましたが、やることなすこと全てうまくいかず現状は何も変わりませんでした。
ポジティブだと信じていた自分の自信は次第になくなっていき、家に帰ってからお店のことを考えると涙が出るようになりました。
偶然出会った先輩経営者にもらった3つの言葉
半ば自信を失いかけた時、僕は偶然にも同じような状況から事業を立て直した経験のある経営者に出会いました。
その方に言われたことは3つです。
- ◆先輩経営者にもらった3つの言葉
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①経営者にとって「何とかなる」はポジティブでも何でもなくて「何とかする」こそが本当のポジティブだということ
→だから知識をつけなさい
②個人事業主の規模でお店が潰れるのは「資金が無くなった時」ではなくて「経営者が諦めた時」だということ
→だから諦めずに頑張りなさい
③それでもどうしても上手くいかなかったら、一度スタート地点に戻ってゆっくり考えてみると良いこと
→チャンスは一度だけでなく何度でもあることを思い出しなさい
この3つは、今でも僕にとって大きな支えになっています。
この言葉をもらったあと、僕は今度こそ最後までめげずに頑張ることを自分自身に誓いました。
そして同時に、僕の中に1つの夢が生まれました。
それは、『この悲劇のような状況から経営を成功させて、いつか今の自分と同じように苦しんでいる経営者たちのサポートをしたい』という夢です。
紆余曲折あってだいぶ遠回りしてしまいましたが、最近ついにこの夢を叶えるべく「個人店の相談サービス」をはじめました。
あのときあの経営者に偶然出会っていなければこの夢も生まれて無かったんだなぁと思うと、感慨深いものです。しみじみ。
そんなわけで、今日はカフェ経営時代にドン底で体験した話でした。
それでは本日も素敵な1日をお過ごしください(*´`)